更年期の「寝ても疲れが取れない」を変える、夏のパジャマ選びの話

心地よく着る

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「ちゃんと寝たはずなのに、朝から体が重い」
「夜中に汗びっしょりで目が覚める」
そんな夜が増えていませんか?

これは、更年期という時期に起こりやすい、体の自然な変化のひとつです。
今日は、睡眠環境の中でも見落とされがちな「パジャマ」に焦点をあてて、素材選びのポイントをお伝えします。

なぜ更年期は「寝ても疲れが取れない」のか

更年期になると卵巣機能の低下により女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、これが自律神経や体温調整の働きに影響を与えます。その結果起こりやすいのが、突然の発汗やほてり、いわゆるホットフラッシュです。

国立長寿医療研究センターの大塚礼部長らが東京医科歯科大学の寺内公一教授らと行った調査では、中高年女性のホットフラッシュ有症率は全体で24.5%、50〜54歳の年代で最も高く45.2%にのぼることが報告されています。そして、この症状は日中だけでなく夜間にも起こり、夜間の発汗によって眠りが浅くなることが指摘されています。 National Cancer Center Japan

つまり「夜中に汗をかいて目が覚める」「眠りが浅い気がする」という感覚は、決して気のせいではなく、多くの同世代女性が経験していることなのです。

⚠️ ホットフラッシュや不眠がつらく続く場合は、婦人科など専門家に相談するという選択肢もあります。一人で抱え込こまないでくださいね。

パジャマが睡眠の質を左右する理由

「寝間着なんてなんでもいい」と思われがちですが、実は睡眠の質と深く関わっています。

睡眠専門医の坪田聡氏は、肌への刺激が交感神経を優位にして寝つきを悪くする一方、摩擦の少ない滑らかな肌触りの生地は副交感神経を優位にし、脳をリラックスさせて睡眠の質を高める働きがあると指摘しています。 Kameyakagu

また、更年期世代にとって特に重要なのが「吸水性」と「乾きやすさ」です。通気性が悪い素材だと寝汗がこもって蒸れやすくなり、深い眠りが妨げられる一方、吸湿性・放湿性に優れた素材は体温調整がスムーズになり、睡眠の質が自然と高まるとされています。 Minerva-sleep

つまりパジャマに求めたいポイントは、この4つに集約されます。

✅ 更年期世代のパジャマ選び、4つのチェックポイント

  • 吸水性:寝汗をしっかり吸ってくれるか
  • 速乾性:着ている間にベタつかず、汗を発散できるか
  • 肌触り:摩擦が少なく、リラックスできる肌ざわりか
  • 体温調整:蒸れず、かつ冷えすぎない適度な通気性か

素材で比較:ガーゼ/天竺(スムース)/接触冷感×吸汗速乾

ガーゼ素材

ガーゼは、吸水性・速乾性ともに優秀で、汗をかいてもべたつきにくいのが魅力です。ただし生地の性質上、洗濯を重ねるうちに型崩れしやすく、私自身もワンシーズンで買い替えることが多いのが正直なところです。「気持ちよさ重視・こまめに買い替えてもいい」という方に向いています。

天竺素材

天竺(スムース)素材は、ガーゼほどふんわりはしていませんが、綿100%でありながらへたりにくく、一年を通して使いやすいのが特徴です。「頻繁に買い替えたくない・長く使いたい」という方には、こちらの方が満足度が高いかもしれません。

速乾性素材

接触冷感×吸汗速乾素材は、ひんやり感を優先したい方向け。化学繊維が含まれることが多いため、肌が敏感な方は着用感を確認してから選ぶのがおすすめです。

私が実際に使っているもの

私自身は、ホットフラッシュや寝汗対策として、ほぼ綿素材の寝間着を選んでいます。中でもガーゼパジャマは吸水性が良く、洗濯後の乾きも早いので気に入って使っているのですが、生地の性質上どうしても型崩れしやすく、ワンシーズンで買い替えることになってしまうのが悩みどころです。

今はワコールの睡眠科学シリーズのものを試しています。パジャマのボトムスは、丈の長いタイプを選ぶようにしています。実は膝の裏側は、脇の下と同じように汗をかきやすい部位。生地が触れていることで汗をしっかり吸ってくれるので、ホットフラッシュで急に汗をかいたときも、ひんやりと冷えすぎずに過ごせています。

まとめ

更年期の「寝ても疲れが取れない」は、多くの同世代が経験している自然な変化です。すべてを解決するのは難しくても、パジャマの素材を見直すだけで、眠っている間の心地よさは変わってきます。

吸水性を重視するか、長く使えることを重視するか、ひんやり感が欲しいか。
ご自身の優先順位に合わせて、今夜のパジャマを選んでみてくださいね。

今日も一日お疲れさまでした。少しでも心地よい夜になりますように。

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