【50代の夏服じまい】色褪せた黒い服、捨てる前に染色シートを試してみた

心地よい暮らし

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夏の終わりの衣替えで、クローゼットから出した黒い服を見て、ため息が出ました。擦れたところが白っぽくなっていたり、全体的に色が抜けていたり。今年の強い日差しや洗濯の摩擦で、色褪せてしまった服が何枚かありました。

これまでの私なら「今年で寿命かな」と手放していたと思います。でも今年は、捨てる前に一度だけ試してみることにしました。使ったのは、黒染色シートです。

結論から:綿には効果あり、ポリエステルは実感できず

先に結論をお伝えします。私が試した範囲では、綿の服には効果を実感できました。一方、ポリエステルでは実感できませんでした。

そして、大きな気づきがひとつ。使う洗剤によって、染まり方が変わることです。最初は満足できず、洗剤を見直した2回目で、はじめて「これなら」と思えました。

染め直すというより、色褪せた黒に色を足して整えるイメージです。メーカーも、効果にすぐ出る即効性はなく、繰り返し使うことをすすめています。

使う前に知っておきたいこと

箱の注意書きから、大切なところを挙げます。

  • 使えるのは、黒い衣類です。黒以外の洗濯物には使えません。文字などがプリントされた黒い服も、避けてください
  • 色褪せの程度に合わせて、使う枚数を選びます(目安は箱に書かれています)
  • 時短・スピードコースや水の量が少ないと、十分な効果が得られないことがあります
  • 3枚以上使ったあとは、洗濯槽に色素が残る場合があります。次の洗濯の前に、たっぷりの水で空洗濯をするか、次は濃い色柄物だけを洗うのがよいそうです
  • 高級衣類、皮革製品、羽毛製品など、専門的な知識が必要なものには使えません
  • 洗濯表示と、洗濯機の説明書を、よく確認してください

私が試した染め方と、結果の違い

試したのは、黒のTシャツ2枚です。素材は綿100%とポリエステル100%。どちらも全体的に色が褪せて、赤みを帯びているように感じました。表面は、摩擦のせいか白っぽくなっていました。

黄ばみ防止の洗剤で通常洗い:思ったほど変わらず

最初は、黄ばみ防止をうたう洗剤を使い、通常の洗濯コースで洗いました。

結果は、ポリエステル100%は染まっていませんでした。綿100%は、赤みが少し気にならなくなった気がしましたが、満足度は低めでした。

洗剤を先に使って下洗い:綿の満足度がぐんと上がった

最初の失敗を振り返って、ふと気づいたのが洗剤です。黄ばみ防止をうたう洗剤には、漂白の効果があります。染料を入れたいのに、漂白成分が働いてしまっていたのかもしれません。箱にも、洗剤と一緒に使えるものの、十分な染色効果が期待できない場合もある、と書かれていました。

そこで次は、こんな順番にしました。

  1. 先に洗剤を入れて下洗い(洗い・濯ぎ・脱水まで。乾燥はしない)
  2. シートだけで洗い、濯ぎ、脱水
  3. 日陰で、裏返して乾燥(これは最初のときと同じです)

メーカーの使い方と違うのは、洗剤を先に使い切る点だけです。洗濯機で洗う点は、箱の使い方のままです。

結果は、綿は満足度がぐんと上がりました。あくまで私の体感ですが、洗剤の影響が大きかったのではないかと考えています。ポリエステルは、相変わらず染まりませんでした。

ガーゼで染料の色を確かめてみた(個人的な実験)

染料がどんな色なのか気になって、白いガーゼで確かめてみました。メーカーが想定している使い方ではなく、あくまで私の個人的な興味による実験です。おすすめしている方法ではありません。

【写真:染める前(左)と染めた後(右)のガーゼ】
※綿100%のガーゼ。薄手のため、背景の木目が透けて見えています。

白いガーゼは、黒にはならず、ブルーグレーに染まりました。染料液を見たときから「青みのある黒だな」と思っていましたが、実際に青黒だとわかりました。

黒い服は色褪せると赤っぽくなりやすいものですが、青みのある染料が入ると、色が落ち着くようにも感じました。これは私の感想です。

染料がきちんと染まることを確認できたので、これからも使ってみようと思います。

素材ごとの結果

  • 綿:効果を実感できました
  • ポリエステル:効果を実感できませんでした

成分表示には、「C.I.Direct black 19」とあります。直接染料と呼ばれる種類の染料で、一般に、綿などの植物由来の繊維には染まりやすく、ポリエステルなどの化学繊維には染まりにくいと言われています。私の結果とも合っていました。

においについて

染めたあと、染料のにおいが少し残りました。洗濯洗剤のにおいに似ていて、気にならない方は気にならないと思います。においに敏感な方は、気になるかもしれません。

来年は、なるべく色褪せさせない工夫を

今年のうっかり日焼けで、学んだことがあります。来年は、黒など色褪せしそうな服は、次のようにするつもりです。

  • 裏返して干す
  • 日陰で乾燥させる
  • 衣類用日焼け止めを使う

肌には日焼け止めを塗っていても、服は無防備だった、という方も多いのではないでしょうか。最近は、衣類用の日焼け止めという商品もあるそうです。来年の夏は、も取り入れて、色褪せしやすい黒い服を守ってみようと思います。

これまで捨てていた服が、きれいになってまた来年も着られると思うと、今からちょっと楽しみです。

商品情報+口コミまとめ

  • 商品名:黒シャツ洗濯専門 BLACK染色シート
  • 販売元:寿衛材株式会社
  • 内容:16枚入(シートサイズ 約11×20cm)
  • 成分:C.I.Direct black 19
  • ドラム式洗濯機にも使えます

■ネット上の口コミ(2026年10月時点)
主なネットショップのレビューを見ると、「洗濯機に入れるだけで簡単」「色褪せた黒Tシャツが自然な暗さに戻った」という声がありました。一方で、「期待したほど変わらなかった」という声や、1回では劇的な変化がなかったという声もありました。枚数を増やしたり、繰り返し使ったりして満足度が上がった、という意見もあるようです。
化繊でも染まったという声がある一方、私のポリエステルのTシャツでは実感できませんでした。効果の感じ方には、個人差があるのかもしれません。
※レビューの件数は多くありませんし、感じ方は人それぞれなようです。

色褪せた服を、すぐに手放さず、一度だけ試してみる。そんな選択肢があると知っているだけで、衣替えが少し前向きになる気がします。


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