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敬老の日が近づくと、毎年同じやり取りをしています。
「いま、何か欲しいものある?」
「特にないよ、気持ちだけで十分」
聞くたびに返ってくるこの言葉に、毎年頭を悩ませている50代の方、多いのではないでしょうか。
我が家もまさにそうで、今年は就職したばかりの子どもが「奮発したい」と張り切っていたのですが、いざ両親にリクエストを聞いてみると、やっぱり「欲しいものはないよ」。
でも、両親に本当に欲しいものがないわけではないと思うのです。
むしろ、私たちに負担をかけたくないという気持ちの方が大きいのではないでしょうか。
今回はそんな両親への贈り物を、子どもと相談しながら選んだ我が家の記録を残しておこうと思います。
もらって嬉しかったプレゼント、実は「モノ」より大事なことがある
まずは客観的なデータから見てみましょう。昨年敬老の日にプレゼントをもらった男女400名を対象にしたアンケート(2024年10月調査/リンベル調べ)によると、もらって嬉しかったプレゼントの1位は洋菓子、2位は和菓子、3位はお酒という結果でした。4位は花、5位はフルーツと生活雑貨・日用品が同率で並んでいます。

定番のスイーツ人気が根強いことが分かりますが、このアンケートで個人的にいちばん興味深かったのは、「もらって嬉しかった理由」の方です。
「自分の好みをわかって選んでくれたもの」という回答が最も多く、約半数(49.0%)にのぼっていました。
つまり、贈り物そのもののジャンルよりも「私のことをちゃんと見てくれている」という実感の方が、両親世代には響くということなのだと思います。
だとすれば、「欲しいものはないよ」と言われたときこそ、普段の会話や様子から拾える情報が頼りになるかもしれませんね。
我が家の変遷:お箸・箸置きから、今年は奮発することに
我が家は数年前まで、敬老の日には孫(我が子)がお小遣いで買える範囲で、お箸と箸置きを贈るのが恒例でした。毎年少しずつデザインを変えながら、子どもが自分で選んで渡す、というのがちょっとした親孝行の練習にもなっていたように思います。
ですが今年、子どもが就職したこともあり「今年はちゃんとしたものを贈りたい」と言い出しました。うれしい申し出だったのですが、いざ両親にリクエストを聞いても、やはり「欲しいものはないよ」の一点張り。
そこで、子どもと一緒に「じゃあ何が今の両親に本当に必要なんだろう」と、改めて話し合うことにしました。
候補に挙がったスマートウォッチ、断念した理由
最初に候補に挙がったのは、健康管理用のスマートウォッチでした。
バンドの着脱のしやすさと、操作がシンプルなものを重視して選んだつもりでした。実際、バンドは穴に差し込むだけのシンプルな構造で、指の動きとしては特に問題なさそうでした。
ところが、家電店で実物を試してみると、スマホとの連携設定や、時計本体の小さな画面をタップする操作が、母には難しいことが分かったのです。母は指先が乾燥しやすく、タッチパネルの反応が悪くなることがあるようで、これでは「便利になるはずが、逆にストレスになってしまう」と判断し、今回は見送ることにしました。
良さそうに見えても、実際に試してみないと分からないことがある。
この失敗(に近い気づき)は、同じように親御さんへのプレゼント選びで悩んでいる方の参考になればと思い、あえて記録に残しておきます。
最終的に選んだのは「立ったまま脱ぎ履きできる靴」
スマートウォッチを見送った後、改めて両親の日常を思い浮かべたときに出てきたのが「靴」でした。両親とも関節が曲がりづらくなってきていて、しゃがんで靴を履く動作自体が負担になっていることに気づいたのです。そこで選んだのが、スケッチャーズのハンズフリー スリップインズシリーズでした。
母には
「SKECHERS ボブス スポート アーク ウェーブス(117629)」を選びました。決め手は、甲あて部分が一体化していて履き口が広く開く構造になっている点です。エンジニアードニットのアッパーとメモリーフォームインソールで、履き心地の面でも安心できそうです。
父には
「SKECHERS アーチ クロッサー エメリック(205340)」を選びました。こちらも甲あてが一体型になっているのが決め手ですが、もうひとつの理由が「見つけやすいカラー」であること。父は通院やリハビリの際に靴を預けることがあるのですが、グレーとブラウンを組み合わせたコンビカラーなら、他の靴に紛れず見つけやすいのではと考えました。取り外し可能なアーチフィットインソールも搭載されていて、足専門医が認める土踏まずサポートがあるのも安心材料でした。
実は同じような機能を持つMozのスリッポンも候補に挙がったのですが、ソールの種類やデザインの選択肢がやや少なく、両親それぞれの好みに合わせるのが難しかったため、今回は見送りました。
比較検討した上での結論なので、納得して選ぶことができたと思います。
両親ともに「立ったまま脱ぎ履きできる」というハンズフリー構造が共通の決め手になりました。
予算は祖父母合わせて2万円くらいを想定していて、あまり高額だと孫へのお小遣いとして現金で返してくる心配もあったのですが(笑)、結果的にはちょうど良い予算内での着地になりました。
靴を贈ることの意味、今の時代はどうなの?
余談ですが、靴を贈り物にすると聞いて「縁起が悪いのでは」と気になった方もいるかもしれません。実は日本では昔から、靴は「踏みつける」という意味合いを持つことから、目上の人への贈り物としては避けた方が良いとされてきました。
一方で、海外では靴を贈ることに「これからますます豊かになるように」という願いが込められていて、就職祝いや新築祝いの定番になっている国もあります。
「新しい門出」「一緒に素敵な場所へ」といった前向きな意味合いで捉えられることも多く、こうした考え方が伝わってきたこともあってか、「靴を贈る=縁起が悪い」という考え方は今は薄れてきているようです。
我が家の両親はそういった言い伝えをあまり気にしないタイプなので今回は問題なさそうですが、もし気になる方がいらっしゃれば「歩きやすさを願って」など、贈るときに一言添えると安心かもしれません。
私からの贈り物は、今年から少し形を変えました
ちなみに私自身は、これまで敬老の日に実家に顔を出すついでの手土産として、秋を感じるお菓子を渡していました。
ただ今年は、例年にない暑さで、高齢の両親も食欲不振になっていたようでした。
そこで、今年は栄養や食べやすさを重視してスープストックトーキョーのセットを選ぶことにしました。荷物として少し重さがあるので、今回は直接持って行くのではなく、日にちを指定して実家に配送してもらう予定です。
渡し方は変わっても、気持ちが伝わればそれでいいのかなと思っています。
まとめ
「欲しいものはないよ」の裏には、私たちに気を遣わせたくないという両親なりの優しさがあるのだと思います。だからこそ、贈り物選びで大切なのは、高価なものやトレンドのものではなく「ちゃんと見てくれている」という実感なのかもしれません。
今回選んだ靴が、両親の日常を少しでも快適にしてくれたらうれしいなと思っています。


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