梅雨の生乾き臭に懲りて、衣類乾燥除湿機の購入を検討してみました

心地よい暮らし

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先日、我が家で地味にショックな出来事がありました。愛用していたユニクロのブラトップと、お気に入りだったバスタオルを、生乾き臭が取れずに手放すことになったのです。

何度洗い直しても、つけ置きをしても、あの独特のニオイが消えない。梅雨時期、部屋干しの乾きが遅かったことが原因だったと思います。
「もう二度とお気に入りのものを諦めたくない」
そんな思いから、衣類乾燥除湿機の購入を検討し始めました。

我が家の場合、洗濯物を干すスペースとして現実的なのはリビングです。となると気になるのが、就寝中も運転させておいて大丈夫かということ。この記事では「リビングで、就寝時間帯に部屋干しする」という条件を軸に、候補にあがった4つの商品を比較してみます。

この条件で見るべきポイント

就寝中にリビングで運転させることを前提にすると、優先すべきポイントが自然と絞られてきます。

夜間の運転音が何より重要です。日中リビングで使うなら45dB以下、就寝中に使うなら35dB前後の静音モードが目安とされています。「夜干しモード」「音ひかえめモード」のような専用モードが用意されているかどうかも大事なポイントです。

リビングの畳数に対応できる除湿能力も欠かせません。狭い脱衣所と違い、リビングは6畳〜20畳超と幅があるので、我が家の広さでちゃんと除湿できるかを確認する必要があります。

タンク容量も見逃せません。就寝中に運転させるということは、朝まで自動で止まらず動き続けるということ。タンクが小さいと満水で早朝に停止してしまい、乾ききらないまま朝を迎えることもありそうです。

4商品を同じ条件で比較してみました

商品名方式除湿能力/畳数価格帯夜間の運転音タンク容量乾燥時間目安
①アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機コンプレッサー式5L/木造6畳・鉄筋13畳16,800円〜要確認要確認約73分
②シャープ CV-TH150-Wハイブリッド方式15L/要確認畳数40,800〜52,800円台最小35.5dB(口コミでは「大きめ」の声も)3.6L約57分
③パナソニック F-YEX120B-Wエコ・ハイブリッド方式12.5L/木造13畳・鉄筋27畳66,730〜68,980円41〜42dB(音ひかえめ)3.2L約90分(標準モード)
④三菱電機 サラリPro MJ-P180YX-Wコンプレッサー式15.5〜18L/要確認畳数約49,700円38dB(夜干しモード)4.7L約114分

※乾燥時間は洗濯物2kg相当(JEMA自主基準:JEMA-HD090:2017)での目安です。実際の乾燥時間は洗濯物の量・素材・設置環境により異なります。

商品ごとに見てみると

①アイリスオーヤマ サーキュレーター衣類乾燥除湿機
価格の手頃さと、レビュー1,900件超えという実績が魅力の入門機です。ただ木造6畳・鉄筋13畳までの対応となると、我が家のリビングにはやや心もとないサイズかもしれません。夜間運転音の公式な数値も確認できなかったため、就寝中の使用を前提にするなら、購入前に実際の運転音を店頭や口コミでよく確認したいところです。4商品の中でもっとも価格が手頃なので、「まず試してみたい」という方には依然として選びやすい候補です。

②シャープ CV-TH150-W
コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせたハイブリッド方式で、気温に応じて2つの方式を自動で使い分けるため、梅雨から冬まで通年で使えるのが特徴です。乾きやすいTシャツは3時間でほぼ乾き、乾きにくいズボンも約90%まで乾燥、厚手のバスタオルも85%ほどまで乾く実測結果が出ています。1日あたりの最大除湿能力は15L(60Hz時)で、約2kgの洗濯物を約57分で乾燥できるという公式データもあり、4商品の中でもっとも乾燥スピードが速い点が強みです。

運転音については、第三者機関の実測では最小35.5dBという静音評価があり、就寝中の使用にも向いているとされています。ただし、購入者レビューの中には「音は大きめで、寝ている部屋には置けないかも」という声もありました。おそらく速乾モードで使うか、音控えめモードで使うかによって体感が変わるのだと思います。就寝中に使うなら「音控えめモード」を選ぶことが前提になりそうです。価格は4万円台からとやや高めですが、その分乾燥スピードと除湿力のバランスが良いモデルです。

③パナソニック F-YEX120B-W
2024年5月発売のエコ・ハイブリッド方式モデルで、除湿能力12.5L/日、木造13畳・鉄筋27畳まで対応する、リビング向けにちょうど良いサイズ感の一台です。②④と並べても遜色ない除湿パワーがあります。
メーカー公式試験(JEMA自主基準、60Hz・20℃・湿度70%、洗濯物2kg相当)では、標準モードで約90分という乾燥時間が出ています。運転音は音ひかえめモードで41〜42dBという公式データがあり、夜間の使用も視野に入れやすい水準です。

このモデルの強みは省エネ性です。除湿時の消費電力は225Wと抑えられており、年間の電気代試算は3,841円という数値が公表されています。長期間使うことを考えると、電気代の面でもメリットが大きい商品です。

タンク容量は3.2Lで、通常はこのタンクに水を溜めて手動で捨てる使い方が基本です。ホースを使った連続排水にも対応しているので、旅行中や長時間の連続使用など「排水の手間を省きたい」場面ではオプションとして活用できます。普段使いはタンク式、必要な時だけ連続排水、という使い分けができるのは便利なポイントです。

気になった点:価格.comのレビューでは、送風の強さに左右差があり、本体正面から見て左側の方が強く風が出る仕様であることがメーカー問い合わせで確認されています。洗濯物の干し方によっては乾きムラにつながる可能性がありそうです。

④三菱電機 サラリPro MJ-P180YX-W
2025年4月発売、三菱電機のハイパワーモデルです。価格は最安値で約49,700円と、②と近い価格帯に収まっています。

「夜干しモード」で38dBという、就寝中の使用を明確に想定した設計が特徴です。除湿能力も18L/日(60Hz)と4商品中もっとも高く、リビング全体をまとめて除湿したい場合に頼りになります。タンク容量も4.7Lと大きめなので、就寝中に満水で止まってしまう心配も少なそうです。
一方で標準モード・冬モードでは47〜48dBまで上がるため、「夜干しモード」を必ず選んで使うことが前提になります。本体もやや大きく重いので、リビングの一角に据え置くスタイルが向いています。

搭載機能の「部屋干しおまかせムーブアイ」は、赤外線・温度・湿度の3つのセンサーで洗濯物の乾き具合を検知し、乾き残りには自動で風を集中させる仕組みです。冬場は「おまかせ霜取り」機能により、室温1℃という低温でもパワフルな運転を保てます。梅雨から真冬まで、季節を問わず一台で対応したい方に向いています。

清潔面では「トリプルバリアフィルター」を搭載し、空気中のウイルス・菌・アレル物質を抑制。タンクのフタにも抗菌加工が施されており、こまめに手入れする時間が取りにくい方でも衛生面を保ちやすい設計です。停電復帰機能や3mロング電源コードなど、地味に便利な機能も揃っています。

なお、三菱電機はヒーターを使わずに除湿する方式を採用しているため、夏場の使用でも室温の上昇を比較的抑えながら運転できるとされています。旧世代モデルの口コミでは「使うと部屋が暑くなる」という声もありましたが、この点は改良が進んでいる部分のようです。ただし「運転音が大きい」という声は根強く見られるため、就寝中は必ず夜干しモードを選ぶことをおすすめします。

設置前に知っておきたいこと
衣類乾燥除湿機は、内部にコンプレッサーやモーターを搭載した機械のため、多少の運転音や振動が出るのは製品としての自然な特性です。「無音・無振動」を期待するのではなく、モードや置き場所によってどれくらい抑えられるかという視点で選ぶのがポイントです。
床への振動が気になる場合は、除湿機専用の防振・防音マットを本体の下に敷くと、振動の伝わりを軽減できます。集合住宅などで階下への音・振動が気になる方には、特におすすめしたい一工夫です。

今のところの結論

「リビングで就寝時に部屋干し」という条件で見直すと、夜間の運転音について具体的な数値が公表されているのは②③④の3商品でした。①だけは運転音のデータが確認できず、今回の条件では判断がやや難しいというのが正直なところです。

乾燥スピードを最優先するなら②、コンパクトさと扱いやすさのバランスを重視するなら③、除湿パワーとタンク容量、そして夜間モードの実績を重視するなら④、という選び方になりそうです。
ただし②は「音が大きい」という口コミもあったため、実際に購入するなら音控えめモードでの使用感を店頭やレビューでもう少し確認し、この夏の間に実際の設置スペースを測りながら、あと少し検討を続けたいと思います。

ちなみに「うちはドラム式だから関係ないかも」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも調べてみると、乾燥機能付きのドラム式でも、洗濯物を詰め込みすぎると乾燥ムラが出たり、乾燥フィルターの目詰まりで生乾き臭が発生することがあるようです。特に家族が多くて一度に洗う量が多いご家庭では、乾燥機だけでは追いつかず、生乾きのまま溜まってしまうこともあるのではないでしょうか。そんな時、こうした衣類乾燥除湿機を併用すれば、乾燥しきれなかった分だけ別で仕上げたり、乾燥機にかけられない衣類を別途乾かしたりと、使い分けができそうです。

生乾き臭でお気に入りの服を諦めた経験がある方は、私だけではないはず。洗濯機の種類を問わず、同じ悩みを持つどなたかの参考になれば嬉しいです。

(次回は「そもそも生乾き臭を洗濯でどう取るか」という洗濯方法そのものについて書く予定です)

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