50代のヘアカラー、もっと賢く選ぶ方法|虹彩の色・ファンデで見つける「似合う色」

Health&Beauty

50代になると、鏡の前で「この色、なんか違う…」と感じることが増えてきませんか?

若い頃に似合っていたカラーが急にしっくりこなくなったり、白髪が増えてきて選び方が分からなくなったり。ヘアカラー選びって、思っているよりずっと奥が深いんです。

この記事では、虹彩(瞳の色)普段使いのファンデーション を手がかりに、自分に似合うカラーを見つける方法をお伝えします。難しい診断は必要なし。今日から使える実践的なガイドです。

50代の髪が「変わった」と感じる理由

ヘアカラー選びの話をする前に、少しだけ髪の変化について触れておきましょう。

50代の髪は、20〜30代とは根本的に違う状態になっています。

  • 白髪の増加:メラニン色素の生成が減り、白髪が目立つようになる
  • 髪のうねり:ホルモンバランスの変化により、くせが出やすくなる
  • コシ・ハリの低下:タンパク質(ケラチン)が減少し、細くなったり、ぺたんとしやすくなる
  • 頭皮の乾燥:皮脂の分泌が減り、かゆみやフケが出やすい方も

これらの変化があるからこそ、「以前と同じカラー」ではなく、今の自分の髪質と肌に合った色選び が大切になってくるのです。

「似合う色」を見つける指標──虹彩(瞳の色)

パーソナルカラー診断が流行していますが、「イエベ・ブルベ」という言葉、ちょっとピンとこない方も多いのではないでしょうか。実は日本人の多くは黄みがかった肌(イエローベース)を持っているため、診断しても「イエベ」になる方が大半。50代でこの診断に頼ろうとすると、かえって迷子になることがあります。

そこで私がおすすめしているのが、虹彩の色を手がかりにする方法 です。

私自身は眉マスカラを選ぶとき、虹彩(瞳の色のついた部分)に近いトーンを基準にしています。そうすると眉と髪の色がケンカせず、顔全体がまとまって見える気がするのです。これは美容理論というより私の感覚的な発見なのですが、同じように試してみて「しっくりきた」という方もいるので、よかったら参考にしてみてください。

虹彩とは?

虹彩とは、黒い瞳孔(中心の点)の外側にある、色がついたリング状の部分のこと。英語では「iris(アイリス)」と呼ばれます。眼科で「角膜」「水晶体」と並んで必ず確認される部位です。

日本人の虹彩は「ブラック」に見えることが多いですが、よく見るとダークブラウン・ブラウン・グレイッシュブラウンなど、様々なトーンがあります。明るい場所で鏡をじっくりのぞいてみてください。意外な発見があるかもしれません。

虹彩の色別・おすすめヘアカラートーン

虹彩の色特徴似合いやすいカラー
ダークブラウン(深みのある茶)重心がしっかりある印象ダークチョコレート、マホガニー、ディープバーガンディ
ブラウン(明るめの茶)柔らかく親しみやすい雰囲気キャラメルブラウン、ライトアッシュ、ナチュラルベージュ
グレイッシュブラウン(灰みがかった茶)クールでシャープな印象アッシュグレー、スモーキーブラウン、モカブラウン
ブラックに近い黒褐色コントラストが映えるブルーブラック、ディープブラウン、ナチュラルブラック

ポイントは「同系色でなじませる」か「補色でメリハリをつける」か を選ぶこと。虹彩と近いトーンのカラーは全体的に統一感が出て自然な印象に。虹彩と少し違うトーンを選ぶと、顔まわりにメリハリが生まれます。

「似合う色」を見つける指標──ファンデーションの色

「イエベ・ブルベ」に替わる、もうひとつの手がかりが 普段使いのファンデーション です。

これには2つの意味があります。

ファンデの色は「今の肌」を映している

肌色に合わせてファンデを選んでいる方なら、そのカラー番号が客観的な肌トーンの指標になります。

  • オークル系(黄みが強い):温かみのあるブラウン、テラコッタ、ゴールドブラウンが馴染みやすい
  • ピンク系・ベージュ系:アッシュ系、グレージュ、クールブラウンが肌となじみやすい
  • ナチュラル・ミドル系:どちらにも対応できる守備範囲の広いカラーゾーン

ファンデの色は「なりたい自分の肌色」を表している

50代になると、肌の色を「ありのままに合わせる」より「こう見せたい」という意図でファンデを選ぶ方も増えてきます。少し血色を足したいからピンク系を選んでいる、肌をトーンアップしたいから明るめを使っている、という場合は、そのファンデが「なりたい自分のトーン」なので、ヘアカラーもそのトーンに合わせるとバランスが取りやすくなります。

色見本の「正しい」使い方

市販品でも、サロンでも、カラー選びには色見本(スウォッチ)が欠かせません。でも、色見本通りに染まることはほとんどない のをご存知でしょうか。

色見本が「実際と違う」理由

色見本はあくまで「ベースが黒髪の状態」での仕上がりを示していることがほとんどです。50代の髪は以下の要素で染まり方が変わります。

白髪の割合

  • 白髪が多いほど、色が「明るく・鮮やかに」入りやすい
  • 白髪20%と白髪50%では、同じカラーでも仕上がりが全然違う

すでに染めた部分と新生部(根元)

  • 既染部は色素が残っているため、新しいカラーが乗りにくい
  • 根元は明るく・毛先は暗くなりやすい「まだら」が起きることも

髪のダメージ状態

  • ダメージが強い部分は色が過剰に入り、くすんだり赤みが出やすい

色見本を活用するコツ

市販品の場合:パッケージの色見本よりも、裏面の「白髪◯%の場合」や「黒髪ベース」の仕上がり例を必ずチェック。白髪割合が近いサンプルを参考にしましょう。

サロンの場合:美容師さんに「自分の白髪割合や今の状態に近いスウォッチを見せてほしい」とお願いするのが一番確実。「できあがりのイメージ写真」より「実際の毛束見本」の方が参考になります。

50代のサロンカラー、一緒にオーダーしたいメニュー

白髪染めのためにサロンへ行くなら、ぜひ合わせてお願いしたいメニューがあります。ヘアカラーのもちや仕上がりに直結するので、知っておくとぐっとサロン体験が変わりますよ。

スカルプケアメニュー

50代の頭皮は皮脂が減って乾燥しやすく、毛穴が詰まったり、血行が滞りやすくなっています。スカルプケアを合わせることで、

  • カラー剤による頭皮へのダメージが軽減される
  • 健康な頭皮環境が整い、ハリのある髪が育ちやすくなる
  • 白髪が生えてくるサイクルが整ってくる

という効果が期待できます。「カラーと同日にスカルプできますか?」と聞いてみましょう。

TOKIOトリートメント(髪の構造補修)

白髪染めは繰り返すほど、髪内部のタンパク質が流出してダメージが蓄積します。TOKIOトリートメントは、ダメージを受けた髪の構造を内側から補修することを目指したメニューです。

  • 「インカラミ」と呼ばれる結合補修が特徴
  • ツヤ・まとまり・やわらかさが改善される
  • カラーと組み合わせることで色もちアップが期待できる

価格はサロンによって異なりますが、1〜2回試してみると「前と違う!」と実感できる方が多いです。

ヘッドスパ

「ヘッドスパはリラクゼーションのもの」と思っていませんか?実は、頭皮の血行を促進することで、カラーの染まりやすさが変わる場合があります。また、ストレスや睡眠不足は白髪の増加にも関係するとされているため、定期的なスパで頭皮環境を整えることは長い目で見て意味があります。
あと、私の個人的な施術後の感想ですが、顔が引き締まる感じがして、たるみがマシになった気がします。

美容師さんへの上手な伝え方

「少し明るくして」「いつも通りで」で終わらせてしまうのは、実はもったいない。美容師さんは短いカウンセリングの中で多くの情報を把握しようとしています。「お客様が伝えたいこと」と「美容師さんが知りたいこと」を両方意識して話すと、仕上がりのズレがぐっと減ります。

あなたが伝えたいこと

まずは自分の希望をしっかり言葉にしましょう。漠然としたイメージでも、具体的な言葉に変えるほどゴールが共有しやすくなります。

✅ なりたいイメージを言葉か写真で 「明るく」「暗め」だけでなく「温かみのある茶色」「落ち着いたグレーっぽい色」のように色の方向感まで伝えると◎。スマホに保存した写真(髪色が分かるもの)を見せるのも効果的です。

✅ 気になっていること・不満を正直に 「前回、毛先だけ赤くなってしまった」「根元と毛先で色が違って見える」など、過去の経験を話すことで美容師さんが配慮してくれます。

✅ 生活スタイルも一言添えて 「1〜2ヶ月に一度しか来られない」「毎日ドライヤーはするけどアイロンは使わない」という情報は、色もちや傷みへの配慮につながります。

美容師さんが実は知りたいこと

美容師さんはカラー剤の配合や施術手順を決めるために、お客様から聞きたい情報があります。聞かれる前に伝えておくと、カウンセリングがスムーズになります。

✅ 現在の髪の状態 最後にカラーしたのはいつか、縮毛矯正やパーマをかけていないか、ホームカラーを使ったことがあるか。特にホームカラーの経験は、サロンの薬剤の効果に影響することがあるため、必ず伝えましょう。

✅ 白髪の分布と割合 全体的に白髪があるのか、トップや顔まわりだけ多いのかによって、カラーの入れ方が変わります。「自分ではよく分からない」という場合は、正直にそう伝えてOKです。

✅ 頭皮・肌の状態 カラー前後に頭皮がかゆくなったことがある、敏感肌や乾燥肌である、などのトラブル歴は必ず共有を。アレルギー反応を防ぐためにも大切な情報です。

✅ 薬の服用や体調の変化 服薬中の方は、薬によってカラーの染まり方や頭皮への影響が変わることがあります。また、妊娠中・授乳中・体調不良のときも事前に伝えておくと安心です。

まとめ

50代のヘアカラー選びは「何が流行っているか」より「自分のどこを手がかりにするか」が大切です。

  • 虹彩の色で似合う系統を絞り込む
  • ファンデの色で肌トーンの方向性を確認する
  • 色見本は白髪割合に合わせて読む
  • サロンではスカルプ・トリートメント・ヘッドスパも視野に入れる

こうした小さな積み重ねが、「なんか違う」から「これが私らしい」に変わっていく近道です。ぜひ次のカラーチェンジのときに試してみてください。

この記事は一般的な美容情報の提供を目的としており、個人の髪質・頭皮状態・健康状態によって適切なケアは異なります。頭皮に異常がある場合は、まず皮膚科への相談をおすすめします。

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