前回の記事の「固定費見直し」で貯蓄型保険を解約のお話しの続きです。
貯蓄型保険の解約返戻金を受け取ったのですが、
「本当に貯金するだけでいいのかな…」
「投資が気になるけれど、今からでも間に合う?」
そんな気持ちになり、新NISAとiDeCoについて勉強はじめました。
今回は、私と同じ50代の方が迷いやすい
「NISAかiDeCoか」問題について書きたいと思います。
50代の「今」お金を見直す理由
老後2000万円問題。この情報を知ったときは驚きました。
てっきり、年金で老後は安心だと思っていたのに・・・
背景には、
・物価の上昇
・年金基金の誤算
• 少子化
など、いろいろな問題があるとは思いますが、
私たち一般市民が騒いだとて、制度が変わるわけがありませんよね。
だったら自分で資産を増やすことを考えて、
“老後の安心”をより具体的に考えておかないと!
と思うようになりました。
資産を増やすと言っても、会社員にできることは限られています。
そこで私は、一番情報が多い「株」を選びましたが、
そうして選んだものの、
「NISA? iDeCo? どちらが自分に合うの?」
と迷うことだらけ。
まず、自分の人生にフィットする方向を見つけることがはじめの第一歩でした。
NISAとiDeCoの基本の違い
まずは、ざっくり違いだけ。
| NISA | iDeCo | |
| 引き出し | いつでもOK | 原則60歳まで不可 |
| 税制 | 運用益が非課税 | 運用益+掛金が全額所得控除 |
| 使いやすさ | 非常に自由 | 制度がやや複雑 |
| 目的 | 資産形成全般 | 老後資金特化 |
| 向いている人 | 資金の流動性が必要 | 節税を最大化したい人 |
どちらも“将来に備える力”がありますが、
自由度と節税のどちらを重視するかで選び方が変わります。
50代にとってのNISAの魅力
必要なときに引き出せる安心感
50代で大きな安心材料になるのが、
いつでも売却できる自由さ。
急な出費や介護の場面など、
「必要なときに動かせる資金」で心の余裕が持てます。
“積立投資枠+成長投資枠”で柔軟に使える
• つみたて投資枠:毎月コツコツの安心枠
生活費に余裕があれば積立投資もおすすめです。
• 成長投資枠:余裕資金を一括で運用しやすい枠
まとまったお金なら、成長投資枠で株を買います。
50代は投資期間が短いが・・
投資期間は“長いほど良い”と言われます。
ですが、50代は、定年や年金受給などのゴールが見えやすく、
投資計画が立てやすいという利点があります。
50代にとってのiDeCoの魅力
とにかく節税効果が大きい
iDeCo最大のメリットは
掛金が全額所得控除
→ 住民税・所得税が下がる
年収がそこそこある50代の方だと、
この「節税メリット」はとても大きいです。
60歳まで引き出せない=確実に残せる
いわゆる“引き出せない貯金”のようなイメージ。
触れないからこそ、確実な老後資産になります。
加入可能年齢が引き上げられた
今は 65歳まで加入できるようになったため、
50代からでも問題なくスタートできるようになっています。
積立投資枠と成長投資枠をどう使う?
つみたて投資枠
• 毎月1〜3万円など、小さく安定した投資に
• 50代でも安心して始められる
• 少額なら心理的負担が少ない
成長投資枠
・まとまった資金(年間240万円まで)を入れたい人向け
・10年程度の運用でも効果が出る
50代からならどっちを選ぶ?
* 迷ったらNISAが無難
• 引き出せる自由度
• 運用しやすさ
• 制度のわかりやすさ
• リスク管理がしやすい
私のように投資初心者で不安を感じる人には、
NISAの自由度は心の安心につながります。
*節税メリットが大きい人はiDeCoを
• 年収が高い人
• 会社員で所得税が高めの人
• 老後資金を確実に積み立てたい人
この場合はiDeCoの“節税パワー”が勝ちます。
*NISA+iDeCo併用が最強ケースも
• NISA → 資産形成のベース
• iDeCo → 節税しながら老後資金を確実に確保
特に、
「今の収入はキープできそう」
「貯金に余裕がある」
という人は併用が合理的かも知れませんね。
まとめ
50代からの投資は、
まず、“今の自分に合った方法を選ぶ”ことが大切です。
NISA=利益がずっと非課税
iDeCo=収入があるうちは減税メリットが大きい
手元の収入が安定している人が多いのも50代。
余剰資金が生まれやすいのも50代。
市場の浮き沈みをリアルに経験してきたからこその知恵もある。
50代からの投資は決して遅くなく、
むしろ理にかなったタイミングかも知れませんね。
お金に困らない老後のために頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。

コメント