50代になって、これまで以上に「お金」にまつわる不安も顔をのぞかせるようになりました。
・子供の独立
・親の介護
・仕事のペース
・老後資金の問題
40代の頃は余裕がある穏やかなイメージだった50代の人たち。
実際に自分がなってみると不安だらけ・・。
なかでも「お金の不安」は、私の悩みの中でもダントツの1位でした。
「このままの家計で大丈夫かな…」
「老後のために、そろそろお金のことを整理したいな」
そんな気持ちから、家計を見直しをすることにしました。
そこで気がついたのは、
50代の家計管理でいちばん大切なのは、
まっさきに“固定費”をはっきりさせること。
一度見直すだけで、効果がずっと続く。
食費などの節約よりも先に手をつけるべきポイントでした。
この記事では、私が見直した家計管理のポイントをお伝えしますね。
1|まずは“固定費”を見える化しよう
固定費とは、毎月必ず決まって出ていくお金のこと。
50代友人との雑談でも、
「何に使っているのかわからないうちにお金がなくなっていく…」
「口座の記録でなんとなくは家計を把握してる」
「毎月の請求書見てびっくりしている」
など、家計管理がクレカの請求書や口座残高になっているケースが
多かったです。
私も見直しをするまでは、何にいくら払っているか把握できても、
全体は把握できていませんでした。
実際に蓋を開けてみると、「こんなに固定費が多いの!」でした。
まず、以下の項目を書き出しました。
• スマホ代
• ネット回線
• 電気・ガス
• サブスク(Amazon、Netflix、アプリなどの月額サービス)
• 保険(生命保険・医療保険)
• 住宅ローン
• 車の維持費(保険・車検積立)
これらを「見える化」したら、
「こんなに払っていたんだ…」
と驚きました。
2|固定費を見直すメリット
固定費を整えると、家計全体の流れがスッと軽くなりました。
●メリット①:節約の効果が大きい
食費や日用品など“変動費”は頑張っても月に数千円…ということが多いですが、
スマホや保険を見直すと月1万円以上浮くことも・・
●メリット②:一度やると効果が続く
何度も頑張らなくても、見直しは最初の一回でOK。
50代から始める家計管理には、とても向いていると思います。
●メリット③:老後資金の不安がグッと減る
固定費が軽くなる=老後のための貯蓄ができる
老後資金が十分かどうかは、今はわかりませんが、
少しずつでも貯金を増やしていけることが、何より安心につながりました。
3|見直すべきポイント①:スマホ料金プラン
固定費で大きく差が出たのがスマホ代でした。
キャリアの料金も、
プラン自体が変わったとキャリアからお知らせがきていたけど、
よく確認まではしていませんでした。
でも、「見える化」してみると
• 家族割がなくなっていた
• 職場も家でもWi-Fiを使っている
・通勤のときダウンロードした音楽しか聴いてない
・ギガ放題いる?
こんな状態なら、思い切って格安SIMに変えよう。
調べてみたら、格安SIMだと月3,000円台になることがわかりました。
ネットで完了できて、思いのほか簡単に変更できました。
4|見直すべきポイント②:サブスク(月額サービス)
次に見直したいのは、つい増えがちなサブスク。
• 動画配信サービス
• 音楽サブスク
• フィットネスアプリ
• 学習系アプリ
• 新聞アプリ
• クラウド保存サービス
1つあたりは安いから気が付かなかったけど、こんなに入っていたとは思いませんでした。
**サブスクの見直しのポイントは、**
“本当に使っているものだけ残す”
このルールだけでOKです。
毎月数百円でも、積み重なると大きな出費になりますよね。
一度整理するだけで、月2,000〜4,000円浮く人もいるのではないでしょうか。
5|見直すべきポイント③:保険の整理
50代は特に、保険の見直しで差が出やすい年代かも知れません。
子どもが独立したり、住宅ローンが終わったりと、
ライフステージが落ち着き始める時期だからこそ、
「昔のままの保障」が今の生活に合っていないことも。
• 加入しすぎていないか
• 医療保険が重複していないか
• 貯蓄型の保険が負担になっていないか
これらを見直すと、年間で数万円の削減になりました。
貯蓄型保険は、解約すると満額は戻ってこないので、
残そうか迷いました。
加入当時は、満期になったら「いろいろなことができる!」と思っていました。
でも、加入時と現在とは、お金の価値が違っていることに気がつき、
損はしましたが、解約しました。
毎月の支払いがなくなり、心理的にも楽になりました。
この解約返戻金の使い道については、また別記事でお伝えしますね。
6|見直すべきポイント④:電気・ガス・ネット回線
長年、同じ会社のままで、プランも変更はしていませんでした。
• 電力会社の切り替え
• ガスとのセット割
・ケーブルテレビの解約
・NHKの解約
・固定電話の撤去
これらも、見直すと年間2万円超えの削減になりました。
テレビの解約はやり過ぎたかな?と思いましたが、
もともとNetflixしか見ていないので、今のところ大丈夫です。
7|50代からこそ“自分軸”の家計管理を
50代は、生活の中心が“家族”から“自分”へと戻ってくる時期ですよね。
家計管理の「固定費の見直し」は、
今後、自分が安心して暮らせる形を作ること
につながったと実感しています。
我慢する節約よりも、手放す節約が私の性格にはあっていました。
固定費を見直すと、
毎月のお金の流れが軽くなり、心のゆとりも生まれました。
これからは、節約したお金を増やしてみたいなと思っています。
50代は“これからの人生”のために、準備を整えるタイミングなのかも知れませんね。
お読みいただきありがとうございました。


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